馬主資格の取り方と見習い馬主日記

馬主になるには日記

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サラブレッドオークションで馬を買ったサラリーマン馬主の話

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サラブレッドオークションで馬主デビュー!

「サラブレッドオークションで馬を買った」という、サラリーマン馬主のいもこさん。

地方共有馬主から一頭持ちへのステップアップだそうですが、サラブレッドオークションで馬を買うにはどうするのか、買った後は何がどうなるのか、そのあたりを教えてもらってきました。

馬主を目指すご同輩のみなさまの参考になるかと思い、ご本人の許可をいただいて、インタビュー(?)の模様をまとめたいと思います。

荒井「一頭持ちデビュー、おめでとうございます。大井競馬場所属の3歳の女の子ですね。どうしてこの馬を買おうと思ったんですか?」

いもこさん(以下、いもこ)「成績を見てみたら、門別で2勝、大井でも好走しているので、まだまだ走るだろうなと思ったんです」

荒井「近走でも、3着に何回か突っ込んてきていますね」

いもこ「はい。あとは、まだ馬が若いので、もし手放すことになっても、行き先があるかなと思って」

荒井「なるほど。繁殖とか、他の競馬場とかですか」

いもこ「とはいえ大井で着をまとめている馬ですから、オークションでもそこそこの価格になると思っていたんです。どうせ落札は無理だろうと、安い価格で入札だけしておいたんですね。そしたら、それが刺さっちゃって」

調教師は落札後に探した

荒井「ということは、あらかじめ調教師の先生とかに、ワタリをつけておかなかったんですか」

いもこ「はい。というか、現状でもちゃんと着をまとめているので、転厩先が決まらなければ、いまの厩舎に預けておいてもいいかなと思ったんです。ところがサラブレッドオークションの事務局と話してみたら、みんなオークションには転厩する前提で参加していますよ、大体は調教師と先に話をつけていますよ、みたいなことを言われて」

荒井「そこから調教師を探そう、となったんですね」

いもこ「そうなんです。はじめは以前に名刺交換をしたことがある、某有名調教師にメールでお願いをしてみたんです。そしたら、お返事も返ってこずで」

荒井「あの先生にお願いしたんですか。お忙しそうですから、メール自体読んでないかもしれないですね」

いもこ「ですね。途方に暮れて、面識のある他の調教師さんをあたろうと思っていたんですが、その前にサラブレッドオークションの事務局に相談したところ、それなら川崎のとても良い先生を紹介しますよ、と言われまして」

川崎の山崎尋美厩舎に

荒井「それで、山崎尋美厩舎に入ることになったんですね」

いもこ「はい。山崎先生はLINEで連絡が取れるので、話がスムーズでありがたいですね。厩舎にご挨拶に行ったとき、息子さん(山崎誠士騎手)がこの馬に乗ったことがあるので、どんな馬かを下調べしてくれていました。たしかにレースに行くと気性の激しいところがあるので、小向の静かな環境と、川崎の小回りコースがいい方向に出ればいいですね、みたいな話をしました」

荒井「落札から新厩舎への転厩までは、どういう手続が必要なのですか」

いもこ「サラブレッドオークションで馬を落札して、転厩先が決まるとすぐに馬を移動させるのですが、複雑な手続きはすべて先生にお願いできました。馬運車の手配も、たまたま大井→川崎の便があったようで、それに載せてもらえることができて。あっという間に川崎に移っていました」

荒井「(神奈川県の)馬主会への入会はどうされますか?」

いもこ「年4回着外で入会金・年会費はペイするので、先生を通してすぐ入会することにしました」

荒井「預託料その他は一般的な金額だとして、馬主会に所属すれば、月2走もすれば預託料はまかなえますよね。今までもそういうスケジュールで使われていますが、今後も同様にする予定ですか?」

いもこ「いえ、出走手当のために使い詰めるつもりはないんです。お金も『いくらまでなら使っていい』という金額を予め用意してあるので、必要なら休ませたいと思っています。放牧に出してもよいと先生には伝えたのですが、​​まずは一ヶ月ほど厩舎で調整し、年明けから走ってもらおうという話になりました」

少し立ち入った話を…

荒井「少し立ち入った話をしますが、いもこさんはサラリーマンで、既婚者ですよね。家庭内で揉めたりはしませんでしたか」

いもこ「うちは共働きなので、家賃その他を差し引いた可処分所得は各々のお小遣い、ということにしているんです。預託料もその範囲でまかなえるので、基本的に怒られたりはしませんでした。別にいいけど、毎日のゴミ出しと風呂掃除をしっかりやるように、みたいなことは言われました(笑)」

荒井「理解のある奥さんで羨ましいですね!」

いもこ「とはいえ、毎月の預託料を考えると、少し気が重いですね。落札した瞬間、やっちゃったかなーと思いましたが、山崎先生はとても気さくで何でも相談に乗ってくださるので、今は不安が払拭され、晴れ晴れとした気持ちです」

荒井「現状、これだけ使い詰めて着をまとめていますから、きっと馬主孝行してくれますよ」

いもこ「そうだといいですね。C2格付けになるので楽な戦いではないと思いますが、頑張って欲しいです」

一頭持ち馬主になってみて…

荒井「一頭持ちになって、いざ自分の馬を見てみて、心境の変化はありましたか?」

いもこ「自分の馬に触れてみると、やはり気持ちが変わります。この子の命を背負っているのだな、という責任を感じました。あとは、やっぱり愛着がわきますね。こんな時間(インタビュー時刻:夜9時)だから、立ちながら寝てるんだろうな…とか、ついつい馬のことを考えてしまいます」

荒井「メロメロですね。動物は可愛いですよね」

いもこ「ですね。ただ、やはり一頭持ちはリスクがありますし、仲間とワイワイ応援したいというのもありますから、ゆくゆくは誰かと共有にしたいですね。落札や馬運車の手配にかかった費用はざっと90万円ほどですが、10%単位で共有してくれる人がいると嬉しいですね。走らせる方針と、競馬に対するスタンスが僕と同じであれば、12月中に連絡ください(笑)」

…というわけで、一頭持ち馬主デビューほやほやの、いもこさんにお話を伺いました。

ご本人は「何も考えてない、無鉄砲なだけです」と謙遜されていましたが、計算してプランを立てて、実際に一歩踏み出す度胸は素晴らしいと思います。

共有にご興味のある方はコメント欄か、ご本人のTwitterで連絡をとってみてくださいね。

(※当ブログが何かを宣伝したり、推薦したりするものではありません。今回のインタビューも無償でご協力いただきました。ありがとうございます)







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